火災の発生が増える年末に合わせ、消防団員が地域をパトロールするなどして防火啓発を行う、恒例の「年末夜警」が12月28日、三重県伊賀市で始まった。同30日までの3日間、日没後に消防団員が車両などで管轄地域を巡回し、火災予防を呼び掛ける。
この日は午後8時から同市緑ケ丘東町の伊賀消防署前で出発式があり、市内11分団の団員や市消防本部の職員らが出席。分団長11人が杉本佳也団長に開始報告を行った後、岡本栄市長は「これから3日間、慌ただしい歳末の警戒をして頂くことになる。『自分たちの町は自分たちで守る』という気概を持ち、しっかりと皆さんの安心安全を守って頂きたい」と団員らを激励した。
式典の最後に杉本団長が「火災予防とともに、交通安全や健康管理にも留意しながら、市民の安心安全のために活動してほしい」と訓示を述べた後、各分団の車両が、スピーカーで啓発メッセージを流しながら、それぞれの地元に向けて出発していった。
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