官公庁の多くが「仕事納め」を迎えた12月28日、三重県名張市の北川裕之市長は幹部職員ら63人を前に訓示した。今年続いた職員の不祥事に触れ、「市民の皆さんの信用・信頼を取り戻していく努力を更に重ねていかなくてはならない」と訴えた。
北川市長は総合計画「なばり新時代戦略」を策定したことなど1年間の成果を振り返った一方、市発注の公共工事を巡る贈収賄事件や職員の酒気帯び運転の発覚などについて触れ、「市民の皆さんには心からお詫びを申し上げたい」と述べた。その上で、「今一度、職員一人ひとりの胸の内、心の内に公務員としてのあるべき姿勢、守るべきもの、しっかりと入るよう職場ミーティングを行って頂きたい」と求めた。
来年3月に市制施行70周年を迎えることについては、「3月23日には、記念行事『名張の魅力を知る・伝える70(ななまる)フェスタ』を開催する予定。記念すべき年を迎える喜びを一緒に分かち合い、新たなまちづくりへのステップとしたい」と展望を語った。
最後に、「年末年始は飲食や集まる機会が増える。公務員としての自覚を忘れることなく行動頂くとともに、健康には十分に気をつけて」と呼び掛けた。
仕事始めは、年明けの1月4日。
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