【豆柴の「韻」】

「目に入れても痛くない」

 三重県伊賀市桐ケ丘2の自営業、中野義宣さん、菜緒子さん夫妻が「目に入れても痛くない」のが、豆柴の「韻(こだま)」(雄・2才)。

 DIY好きな菜緒子さんの誕生日プレゼントを見に行ったホームセンターで出会ってしまった。抱っこしたら終わり、もう離せなくなった。長男の颯さん、次男の翼さんといずれも新幹線の名が付いた息子たちの〝弟〟と言うことで命名された。

 マイペースでツンデレ。食は飽き性で、常に好みを変えるが、鶏のささみや魚は一貫して好きなんだそう。病気もせず、フレンドリー。カフェに行くとテラス席でじっと座って待つ賢さ。歯を磨いたら寝る時間というのも分かっているらしい。

 散歩は家族順番で行くのだが、主導権は韻に。「柴犬あるある」で、帰る時を察知し動かなくなるそうで、帰りは抱っこになるという。

 韻を迎えて生活もガラリと変化した。外食がなくなり、どこに行くのも一緒。旅行も連れて行く。半日以上は留守番させない。「何しても可愛い」ので、ごはんを食べただけでもほめられる。寝つくまで菜緒子さんが付き添う。

 「可愛くて、可愛くて」と、中野さんは今日も抱っこして散歩から帰って来る。

2023年11月25日付856号21面から

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