三重県の名張市仏教会は12月26日、「歳末たすけあい運動」で集めた131万1188円を市共同募金委員会と市に寄付した。
今年は11月、加盟する41寺院に浄財袋を配布し、檀信徒らに募金を呼び掛けた。集まった金額のうち30万円を市の災害救助基金、残りを歳末たすけあい募金に贈った。
たすけあい募金には半世紀ほど協力しており、市内の高齢者施設の入所者や児童福祉施設の子どもたちの支援などに使われている。2005年からは、被災者支援に備える市の基金にも30万円ずつ寄付している。
この日は同仏教会の稲垣大宣会長(西方寺住職)らが市役所を訪れ、北川裕之市長と市共同募金委の古谷久人会長に小切手を手渡した。稲垣会長は「今年も檀信徒の皆さま方から、変わらぬご支援を頂いた」とあいさつ。北川市長は「心から感謝申し上げる。いざ災害となった時、基金も活用させて頂きたい」、古谷会長は「支援を必要とする人のため、大切に使わせて頂きたい」と感謝を述べた。
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