地域づくりに長年貢献したとして、三重県名張市の辻森保藏さん(79)=桔梗が丘1番町=と辻之上仁さん(69)=希央台1番町=が今年度の「自治会等地縁による団体功労者」に選ばれ、総務大臣表彰を受けた。2人は12月22日、北川裕之市長を表敬訪問し報告した。
辻森さんは2010年から桔梗が丘1番町区長を6年間、11年から桔梗が丘自治連合協議会会長を9年間務めた。「ほっとまち茶房ききょう」や「子どもたちと地域の絆づくり」などさまざまな事業の立ち上げに尽力し、地域課題の解決に向けて取り組んだ。現在は、同協議会の企画運営委員会委員長を務めている。
辻之上さんは07年に希央台1番町区区長、20年に中央ゆめづくり協議会副会長に就任し、いずれも現職。地区のイベント開催に尽力し、住民交流を推進。自主防災隊の活動にも取り組んできた。児童に交通ルールを指導したり、危険個所の確認を行ったりする活動も継続して行っている。
表彰式は11月30日に東京であった。市役所を訪れ、受賞について振り返った辻森さんは「決して一人でやったわけではなく、これは皆が頂いたものと思う。今の活動の良い所を、次に良い形でつなぎたい」、辻之上さんは「光栄。皆さんの中の一人でやっていただけなので、継続が認められたのかなと思う。更に地域を盛り上げていくため、少しでも力になりたい」と話した。
北川市長は「多年にわたって地域でリーダーシップを取って頂いた功績を、評価頂いたのだと思う。これからも大所高所からご指導頂けたら」と話した。
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