三重県名張市美旗町南西原の特別支援学校伊賀つばさ学園中学部の3年生10人が12月21日、正月に飾る手作りの門松を、同校の玄関先に設置した。
授業の一環で年末に取り組んでいる恒例行事の一つ。生徒たちは竹の先端部分をのこぎりで斜めに切り、切った竹を鉢に3本ずつ立てた。
この日は仕上げ作業として、竹の周囲に松の葉やセンリョウの赤い実などを飾り、松ぼっくりや厚紙で作った扇子、「龍」の一文字を書いたたこなどを枝にくくり付けた。生徒は飾りの向きや配置を教諭らと相談しながら、和気あいあいと制作を進めていた。
作った門松は同校と近くの美旗市民センターの玄関先に一対ずつ、1月15日ごろまで設置する予定だという。
生徒たちは完成した門松を前に「かっこいい」「作るのが大変だった」などと感想を口にし、制作を手伝った中学部の担当教諭は「季節の行事の大切さを知ってもらえれば」と話していた。
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