外国人らに向けた日本語教育活動をするボランティア団体「伊賀日本語の会」の設立30周年を記念する講演会「ひろげようやさしい日本語」が、12月10日午後2時から三重県伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀で開かれる。参加無料。
同会は1993年、地域に急増する外国人を支援したいとの思いで、集まった有志で発足。現在は約30人のメンバーが所属し、講師を務める数人が交代しながら、毎週水、土曜に市総合福祉会館(平野山之下)で授業をしている。
講演会の第1部では、「やさしい日本語」の普及活動に尽力する吉開章さんが講師を務め、外国人に伝わりやすい日本語やコミュニケーションの取り方などを教える。第2部では同会メンバーで日本語教師の船見和秀さんを司会に、市の多文化共生課長や外国人を雇う企業と介護施設の代表、通訳者計4人によるパネルディスカッションがある。
参加希望者は、同会ホームページ(https://iganihongonokai.jimdofree.com/)内にある専用フォームか、同会事務局(0595・23・0912)まで申し込む。
同会の菊山順子代表(62)は「外国の方と交流する楽しみを知ってもらうきっかけになる。この機会にぜひのぞきに来てほしい」と参加を呼び掛けた。
2023年12月9日付857号1面から
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