【砂塵を上げて疾走する「三菱パジェロプロトタイプ」】

 1992年のパリ・ダカール・ラリー(パリダカ)を制した「三菱パジェロプロトタイプ」が、11月30日(木)に三重県名張市で開かれるカーイベントに登場する。なぜ名張にやってくるのか。それは、力強い走りを生み出すある部品がつないだ縁だった。(連載・全3回)

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トランスファーケースのカットモデル。黄金色で着色された部分がHY-VO(ハイボ)チェーン

 ラリー参戦車を含め、三菱パジェロの市販車には、同市八幡の自動車部品メーカー「ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン」で製造されるHY-VO(ハイボ)チェーンがトランスファーケース内の部品に採用された。

 トランスファーは駆動力を前輪と後輪に分配して4輪駆動を実現するための機構。高い剛性を誇る同社のHY-VOチェーンは、現在でもトヨタのランドクルーザーやスズキのジムニーなどFRベースの四輪駆動車に採用され続けている。

 「世界一過酷なモータースポーツ競技」と言われるパリダカを戦い、世界を制した三菱パジェロ。その力強い走りは、名張市で生産された部品が支えていた。世界を制した「伝説のパジェロ」がHY-VOチェーンのふるさとに里帰りするこの機会に、会場に足を運んでみては。〈PR〉

名張で開かれるイベントで展示される「三菱パジェロプロトタイプ」
助手席側にボルグ社のロゴが入った213号車(提供写真)

ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン主催 カーイベント

【日時】
11月30日午前11時から午後0時30分(予定)

【会場】
三重県名張市夏見2812番地
マツヤマSSKアリーナ横駐車場の一角

【内容】
●1992年パリ・ダカ―ル・ラリー優勝車両「三菱パジェロプロトタイプ」展示(写真撮影可能)
●三菱自動車のプラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」を用いて電力供給を実演(名張市協力)
●ボルグワーナー社の独自技術を搭載したハイブリッドデモカーの展示
●ボルグワーナー社の部品を搭載したトランスファーケースのカットモデルの展示
●ラリードライバー篠塚建次郎さんの関連グッズやミニカーの販売
●三菱自動車の市販車の展示
●ボルグワーナー社のグッズ配布

【問い合わせ】0595・64・4111(ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン代表電話番号)

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