新潟県で10月下旬に開かれたスケートボードの「全日本アマチュア選手権大会」で、三重県名張市立桔梗が丘中3年の瀧永遥句さん(14)=FIVE CROSS所属=が3位に入り、8位までに権利が与えられる日本スケートボード協会(AJSA)公認のプロ資格を獲得した。
小学3年でスケートボードを始め、パーク競技を中心に活躍してきた瀧永さんは、6年時に小学生以下の全国大会で優勝。近年はストリート競技に力を入れ、平日は市内、週末は大阪を中心に、ほぼ毎日練習に励んでいる。
瀧永さんは、今年9月までの3戦のポイントで順位を決める関西地区予選で4位に入り、昨年に続いて全日本選手権に出場。全国の地区予選を勝ち上がった約70人が腕を競う中、プロ資格獲得がかかった準決勝で、瀧永さんはボードを縦に1回転させ、縁石上を後部の金具で滑る大技「キックフリップサスキーグラインド」を成功させて5位に。上位8人による決勝でも得意技を確実に決め、表彰台に上がった。
11月10日に名張市役所を訪れた瀧永さんは「調子は良かった。準決勝ではそれまで出していなかった技も決めることができ、手応えがあった」と大会を振り返り、今後の競技活動については「これからはプロとして、オリンピックや世界大会に出て優勝することが目標。不安もあるけれど、楽しみの方が勝っている」と話した。
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