三重県ボディビル選手権大会の「男子ボディビルマスターズ50才以上」の部で名張市滝之原の会社員、内中寿和さん(58)が3位入賞した。
2年前、妹に「ジムに通えば」と勧められたのがきっかけ。高校時代はレスリング、その後はトライアスロンに挑戦したアスリートだったが、当時の体重は今より20キロも重く、心身とも優れない日々が続いていたという。
昨年夏から市内にあるフィットネスラウンジ「カスタム」に通い始めると、秋ごろから体質改善がみられたという。体重が約10キロ落ちたことから「本格的に鍛えて、大会に出たい」との気持ちが強くなり、出場を決心した。
ジム通いを増やし、好物だった揚げ物や菓子を封印、脂質を控えた。朝食はゆで卵、オートミール、鶏胸肉が定番となり、ジムではマシンやフリーウェイト、トレーニング前後の柔軟ストレッチを大切にした。
8月に津市で開かれた大会には緊張と出場の喜び半分で挑み、7種類の規定のポーズと1分間のフリーポーズを披露。ジム仲間にはステージ上での見せ方を助言してもらったり、応援してもらったりと、何かと支えてもらったという。
3位という結果に皆で喜んだが、「今後の課題も見えた」と語る内中さん。「今は心身ともに調子が良い。毎年大会に出て順位も上げていきたいし、エクササイズのインストラクターもしたい。やりたいことがいっぱい」とチャレンジ精神旺盛だ。
2023年10月14日付853号11面から
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