【神村学園伊賀-豊川 2回裏豊川一死満塁、一ゴロの間に3塁走者が本塁へ滑り込みセーフに】

 第76回秋季東海地区高校野球大会(東海地区高校野球連盟主催)の1回戦4試合が10月21日、岐阜市の長良川球場などで行われた。秋季三重大会で3位となり、創部4年目で初めて東海大会出場を果たした神村学園伊賀(三重県伊賀市北山)は愛知2位の豊川と対戦したが、6回の大量失点が響き、0‐7(7回コールド)で敗れた。

神村学園伊賀の先発・田中投手

 神村学園伊賀は右の田中琉心投手(2年)が先発。2回に長打と内野ゴロの間に2点を先制され、3回の攻撃ではチーム初安打が出るも無得点。3回以降は田中投手と2番手の右腕・水谷颯投手(同)が走者を背負いながら無失点で切り抜け、5、6回の攻撃はいずれも二死2、3塁とするも、1点が遠い。走者をためられた6回には、二塁打と3点本塁打で決着をつけられ、7回の攻撃も3者連続三振に終わった。

 試合後、谷口哲監督は「点を取ればついていけたと思うが、走塁ミスなどもあり、ランナーが進んだ後の1本が出せなかった。走れる選手が少ない中で、ミスの少ないバッテリーをどう攻略していくか、考えながらの試合だった。投手の3人も、それぞれどのくらいの力があるか感じたと思う。東海大会まで来られたことを来夏に生かしたい」とコメントした。

2回裏 1点を先制された後にマウンドへ集まる神村学園伊賀の選手たち

 主将の寺井広大一塁手(2年)は「大きな舞台は初めてで、みんな緊張はあったと思う。泥臭く、自分たちらしい野球をしていこうと声を掛け合ったが、相手投手の横の変化球のパターンが多く、その配球に対応できなかった。中盤は走者を出されても冷静に抑えることができ、『取られても自分たちにはバッティングがある』と言い聞かせた。今秋は試合ごとにヒーローがいたが、来年の春・夏にはみんながいつも活躍できるような、強くなったチームで臨みたい」と思いを話した。

 ※試合結果詳細は、伊賀・名張の高校野球応援ブログ(http://blog.livedoor.jp/iganabari_baseball/)に掲載しています

- Advertisement -