【サツマイモ堀り体験に参加した園児と保護者ら=伊賀市予野で】

 三重県伊賀市の農業公園で10月13日、保育園児を対象にした芋掘り体験があった。大きなサツマイモを収穫すると、農園のあちこちから「すごい大っきい」「いっぱい取れた」など歓声が上がった。

 同市予野にある農業公園は地元住民らの「明日が楽しいな里づくり委員会」が指定管理者として運営している。芋堀り体験の場所周辺は普段、貸農園として市内外の利用者が野菜作りを楽しんでいる。

 芋掘り体験に参加したのは、近くにある花之木保育園(大内)の園児や保護者、曙保育園(上野徳居町)の園児ら計約200人。同委員会が6月初旬にベニアズマの苗約3500本を約1000平方メートルの畑に植え、この日も男女約20人のメンバーが収穫作業を手伝った。

 両園によると、収穫したサツマイモは園児たちが自宅に持ち帰る他、給食の献立としてスイートポテトやイモ汁などに調理するという。勝島正委員長(74)は「畑の土の硬さなどいろんなものを体験してもらえたと思う。元気いっぱいに芋掘りする姿が見られて、やって本当によかった」と話した。

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