講談師の四代目・玉田玉秀斎さんによる講談「忍者の物語」が、10月14日午後2時から三重県伊賀市上野丸之内の史跡旧崇広堂で開かれる。
講談は、張り扇で釈台を「パパン」とたたきながらリズムをつけ、歴史上の人物や事件などを流れるように臨場感たっぷりに語る伝統的な話芸だ。
玉田さんは、幕末に京都を拠点に活躍した玉田永教の流れをくむ四代目。高校時代に留学したスウェーデンで改めて日本に興味を持ち、帰国後、四代目・旭堂南陵に入門。音楽コラボ講談、外国語講談など新しい形に挑み、現在は三重大学大学院で「忍者・忍術学」を学んでいる。
当日は休憩を挟んで前後45分の講談話が進行する予定で、玉田さんは「忍者の本家本元の趣ある場所での公演を楽しみにしている。『新作を作るのが玉田家の伝統』にのっとり披露するので、これを機に講談を知ってもらえたら」とコメントを寄せた。
入場料は1000円(自由席)、定員80人。チケットは旧崇広堂の他、市文化会館(西明寺)、青山ホール(阿保)、あやま文化センター(川合)、同協会ホームページ(http://www.bunto.com)で販売している。
問い合わせは同協会(0595・22・0511)へ。
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