三重県伊賀市と名張市を管轄する上野税務署長に、7月10日付で浅香幸広さん(60)が着任した。県内での勤務は2回目という浅香さんに、署長としての抱負や地域の印象などを聞いた。
―着任の抱負をお願いします
上野税務署は、今年7月10日から内部事務が名古屋国税局業務センター津分室へ集約化されるなど、大きな変革がありました。その中で、全職員が税務職員として誇りとプライドを持って職務に当たるとともに、諸課題に対しては、署一丸となって取り組んでいきたいと思います。
―重点課題を挙げてください
近年において新たな社会・経済モデルとしてデジタル化・オンライン化が急速に進むなど、税務行政を取り巻く環境は大きく変化しています。その中で、申告・納付のデジタル化、ペーパレス化の推進、内部事務運営の見直しなどをしっかりと推進していくことが重要だと考えています。
また、いよいよ10月から開始される、いわゆる消費税の「インボイス制度」の導入に向けては、事業者の皆さまに制度の理解を深めて頂いた上で、それぞれの事業実態に応じた対応や準備を進めて頂くことが重要だと考えています。
―管内の印象を教えてください
三重県勤務は、1990年に初めての転勤で尾鷲署に赴任して以来、2回目となります。伊賀は若い時から、観光や仕事で時々訪れていました。歴史が古く落ち着いた感じがあり、魅力的な町だと感じています。また、おいしい食べ物やお酒がたくさんあり、非常に楽しみです。さまざまな観光名所にも、ぜひ訪れてみたいと思っています。
【迫るインボイス①】上野税務署長に聞く 管内の状況は?(https://www.iga-younet.co.jp/2023/09/13/80656/)
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