三重県名張市は8月9日、同市丸之内の市老人福祉センター「ふれあい」の入浴施設を廃止する基本方針を明らかにした。市議会教育民生委員会協議会で市が示した。
同センターの入浴施設は、老朽化による設備故障などで4月から利用を停止している。また点検時の伊賀保健所からの指摘で、公衆浴場法に基づく県知事の営業許可を受けていなかったことも発覚した。
市は入浴施設を廃止する理由について、利用者数の減少や施設の老朽化、修繕や管理などに多くの公費負担を必要とすることなどを挙げている。2024年度上半期中に同センター施設全体の見直し案を策定し、公表する予定。
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