三重県名張市夏見の市民テニスコートで2年半前、市内の70代女性が練習中に人工芝の補修箇所の継ぎ目に足が掛かって転倒し負傷した事故で、女性と加入する健康保険協会に市が損害賠償計約386万円を支払うことで和解に合意したことがわかった。8月9日の市議会教育民生委員会協議会で市が説明した。
市によると、事故は2020年12月14日午後2時ごろ発生。女性は右肩を負傷して約2か月間入院し、その後約4か月間通院したという。市が委託した顧問弁護士が女性と交渉し、今年7月末に和解に合意した。女性が負傷したコートは、事故後に使用中止となっていた。
市は損害賠償額に関する議案を9月定例議会に提案し、可決後、正式に和解する予定。
市民テニスコートは1970年度に開設。市は老朽化したコート全9面を昨年9月から約1・2億円かけて改修し、今年3月に「TOAテニスの杜」の愛称でオープンした。
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