昨年4月に開校した通信制の私立英心高桔梗が丘校(三重県名張市桔梗が丘1)の女子バレーボール部が、8月1日から神奈川県で開かれる「第50回全国高校定時制通信制バレーボール大会」に、徳風高(亀山市)との合同チームで三重県代表として出場する。部活動は今年4月に発足したばかりで、“1期生”の6人は初めての大舞台に向け、熱心に練習に取り組んでいる。
同校によると、バレー部は男女とも今春の発足。女子は主将を務める久米美彩貴さん(3年)が中心となって後輩たちに声を掛けて立ち上げた。部員は選手が3年1人、2年1人、1年3人、マネジャー1人で、登校日の火、木曜の放課後と土日に練習している。
「小中学校でバレーをしていた子も多いけど、何年かブランクがある子もいる。基礎をもう一度見直し、くせを直したり、体力づくりに取り組んだりしている」。顧問の桜井裕佑教諭(35)は「真剣に練習に取り組み、バレーボールが楽しく思えるように、そしてバレーを好きでいてくれることが一番」と話す。
合同チームを組む徳風とは7月中旬に合同練習も予定しており、久米さんは「とにかく皆で1勝を目指して頑張りたい」と抱負を語った。
同高によると、定通制の女子バレー部は県内に2校しかなく、ともに部員数が試合出場に必要な人数(6人)を満たしていないため、予選は行わず合同チームで全国大会に出場することに。全国大会は4チームずつの予選リーグを戦い、上位が決勝トーナメントに進む。
2023年7月15日付847号19面から
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