【福森さんと子どもたち=名張市平尾】

 赤ちゃんと手話やジェスチャーでコミュニケーションを図る、「ベビーサイン」などを教える「親子教室Howdy」を主宰して活動している三重県名張市平尾の福森美紀さん(42)。7月22日に岡森書店白鳳店(伊賀市平野西町)で開かれる「キレイアートフェスタ」では大人と子どもが楽しめる読み聞かせを披露する。

 福森さんは2011年にベビーサイン講師の資格を取得。長男大和さん(9)、長女美琴ちゃん(6)と絵本を一緒に読んでいると、感想や着眼点が違って「面白い」と感じ、「大人の人にも読んでみたい」との思いを強めたという。

 20年7月には絵本セラピストの資格を取得し、読み聞かせの実践を積んだ。福森さんは〝場作り〟から始めるといい、ワークショップでは読み聞かせの後、感じたことや気持ちを分かち合ったり、認め合ったりするそうだ。

 同じ絵本を読んでも子どもは絵本の世界に入り込むが、大人は感じることも十人十色で、腹を抱えて笑う人や感動で泣く人などさまざまな反応に刺激を受けるという。

 今回出演する同フェスタでは、楽しみながら参加できる本を選ぶ予定。インスタグラム(@babysigns.kidsenglish)で活動を紹介している福森さんは「きっかけは自分の子どもたちだったが、ワークショップで前向きな気持ちになれたり、新たな気づきがあればうれしい」と来場を呼び掛けている。

 キッチンカーやハンドメイドのワークショップなどもある同フェスタは7月22、23の両日、午前10時30分から午後3時30分まで。福森さんの読み聞かせは22日午後1時30分から。予約不要。

 同フェスタの問い合わせは、竹島さん(090・7315・9986)まで。

2023年7月15日付847号21面から

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