三重県伊賀市で7月13日、暴力追放伊賀市民会議(会長・岡本栄市長)の総会があった。会場は大山田産業振興センターで、地元の各種団体や行政機関、住民自治組織、企業などの会員団体から約80人が参加した。
事務局の市防災危機対策局によると、同市民会議は市町村合併した翌年の2015年11月に発足。啓発活動を通じ、暴力排除意識の高揚や暴力団などの資金源となる一切の行為の排除禁止運動、暴力団事務所の撤退などを推進している。
総会の後には、県警本部組織犯罪対策課の中村哲也・暴力団対策室長が講演した。県内の暴力団勢力は年々減少し22年末時点で21団体246人と説明。不当要求への対応では書類作成や署名・押印は拒否することなど9つの点にまとめ、注意を呼び掛けた。
同市内では昨年5月、市街地の病院駐車場で暴力団組員に対する拳銃使用の殺人未遂事件が発生した。
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