【啓発物品を配る北川市長(右)=名張市蔵持町原出で】

 犯罪や非行の防止と更生への援助のため、地域に理解を呼び掛ける「社会を明るくする運動」の強化月間が7月1日から始まった。三重県名張市では同3日、街頭啓発が実施され、市や名張保護司会などで作る推進委員会のメンバーら約70人が参加した。

 この日、参加者たちは市内の大型スーパーなど7か所で、社会を明るくする運動のキャッチコピーなどが書かれたポケットティッシュを買い物客らに配布した。

 マックスバリュ名張店(蔵持町原出)で啓発物品を配った北川裕之市長は、「非行に走った人たちの立ち直りを社会全体で進めていきたい。誰もが社会とつながっていると気づいてもらえれば」と話していた。

 また、啓発用マグネットが貼られた公用車が、同日に市青少年補導センターと市役所を出発した。推進委員会メンバーの自家用車数台にも貼り付け、市内を走行して運動の認知を広める。期間は31日まで。

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