【認定通知書を受け取る中野社長(右)=伊賀市四十九町で】

 若者の採用や育成に積極的で雇用管理が優良な中小企業「ユースエール企業」に、このほど三重県名張市松崎町の建設会社「大道建設」が認定された。県内の認定は34社目、伊賀地域(伊賀公共職業安定所管内)では2社目、名張市では初となる。

 「ユースエール企業」は、直近3年間の新卒正社員の離職率が20%以下、前年度の正社員の月平均所定外労働時間が20時間以下、月平均の法廷時間外労働が60時間以上の正社員がいない、など12の認定基準を満たしている会社を、若者雇用促進法に基づいて厚生労働大臣が認定する制度。認定されると、労働局・ハローワークが開催する若者向けの就職面接会に優先参加できる利点があるという。

 1976年創業の同社は、一般住宅や商業ビルの建築・増改築・リフォーム工事などが主な事業。従業員数は13人で、2021年度に3人、22年度に2人、新卒者を採用しており、全員が伊賀地域出身または伊賀地域の高校出身者だという。

 6月8日に三重労働局から認定通知書を受け取った同社の中野篤志社長は「私が社長に就任した5年前と比べ、平均年齢は7歳以上若くなった。若い人が入ると会社の雰囲気がガラッと変わる。なお一層、若い人材の採用と育成に努めていきたい」と話した。

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