【過去のイベントでの(左から)大西さん、北さん、早川さん(提供写真)】

 アフリカ東部・ケニアで恵まれない子どもたちの支援などに取り組む早川千晶さんと大西匡哉さんによるトークと音楽ライブのイベント「ポレポレキャラバンin名張」が6月10日午後3時30分から、三重県名張市蔵持町里の市武道交流館いきいきで開かれる。

 企画したのは、農業生産法人「風農園」(同市)で昨年秋からトマトのハウス栽培に取り組んでいるデザイナーの「KITAMASA」こと北雅文さん(岡山県津山市出身)。出演する早川さんは、ケニア首都ナイロビの巨大スラム街「キベラ」で孤児や貧困児童などが学ぶ「マゴソスクール」を主宰している。大西さんはケニアのドゥルマ民族の伝統音楽を継承するミュージシャンで、スラム街の現状を伝える活動にも取り組んでいる。

 北さんはアパレルブランド「MAKEYELLOW(メイクイエロー)」を運営しながら困窮する子どもたちへの支援を展開しており、早川さんや大西さんとは活動を通じて2年ほど前から交流してきた。今回、早川さんの一時帰国に合わせ、名張でのイベント開催が実現した。

 当日は、早川さんがケニアで暮らし始めてから35年間の経験などを語り、大西さんがアフリカ音楽を披露する。三重県在住のケニア出身者などでつくる音楽グループの演奏や、グッズ販売、地元コーヒーショップの出店などもある。

 チケット制で、北さんの活動の通販サイト(https://makeyellow.base.shop/)で扱っており、大人2000円、中学生以下無料。定員先着40人で、空きがあれば当日販売も行う。

 北さんは「過去に岡山と大阪で開催し、大反響を頂いた。今回は名張の皆さんへの感謝を込めて開きたい。多くの命と向き合い続ける方の話を聞くことは、とても有意義な時間になるはず」と来場を呼び掛けている。

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