女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は5月28日、伊賀市小田町の上野運動公園競技場でスフィーダ世田谷FCと対戦し、0‐0で引き分けた。直近3試合の結果は2分1敗で、順位は前節から1つ落として12チーム中4位でリーグ前半を折り返した。
試合の前半はホームのくノ一がペースを握った。サイド攻撃やセットプレーから得点を狙ったが、S世田谷の守備に阻まれたり、シュートの精度を欠いたりして先制点を奪えずハーフタイムを迎えた。
後半はS世田谷がくノ一陣内で試合を展開する場面が目立った。守備ラインの裏を突く縦パスから何度もピンチを迎えたが、GK後藤優香らの堅守で失点を防いだ。くノ一は終盤にチャンスを作ったが、シュートは枠をとらえきれなかった。
試合後、北村隆二監督は「選手は90分間集中を切らさず戦った。結果は悔しいが、(リーグ後半に向け)焦らずに我慢したい。修正できる自信はある」と話した。
DF秦美結主将は「球際の奪い合いでは負けていなかった。相手に合わせて蹴り合いの展開になってしまい、カウンターを受けた。もう少し落ち着かせて試合をつくらないといけなかった」と振り返った。
くノ一の次節は6月11日で、山梨県富士吉田市の富士山の銘水スタジアムでニッパツ横浜FCシーガルズと対戦する。
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