女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は4月30日、伊賀市小田町の上野運動公園競技場でオルカ鴨川FCと対戦し、2‐1で競り勝った。3試合ぶりの白星で、本拠地での勝利は開幕戦以来。
先制点は前半14分、敵陣ペナルティーエリアでクリアボールを拾ったMF下條彩からのパスをMF小川志保が走りこんで豪快に決めた。ゴール前のチームメートにクロスボールを送る選択もあったが、角度のない位置から右足を振り抜いた。
同22分の追加点は、FW平田ひなのが2人のディフェンダーに挟まれながらワンタッチでうまくコースを変えてゴールに流し込んだ。後半は風上のオルカが攻め込む場面が増え、くノ一は同19分にミス絡みで失点。終盤も厳しい時間帯があったが、逃げ切った。
小川と平田はリーグ得点ランク首位に並ぶ今季5ゴール目を記録。くノ一の通算戦績は4勝2分1敗で、順位を12チーム中5位から2位に上げた。
試合後、北村隆二監督は「勝てたことで選手が自信を持てたと思う」、主将のDF秦美結は「こぼれ球にしっかり寄せることができていた。試合の入りの部分が課題だが、今日はそれを修正できてよかった」と話した。
くノ一は次節の5月6日、横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で日体大SMG横浜と対戦する。
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