三重県名張市で4月3日、新規採用職員の辞令交付式があった。入庁した職員は、希望と職責の重さを胸に新たな一歩を踏み出した。
市防災センター(鴻之台1)では、一般事務職や看護師ら37人への辞令交付があった。広報シティプロモーション推進室に配属される荻田悠乃さん(23)が代表して辞令を受け、保健師の佐伯南々子さん(25)が「全体の奉仕者として、誠実かつ公正に職務を執行することを固く誓う」と宣誓書を読み上げた。
北川裕之市長は、自分が1981年に市職員として入庁した時を振り返りながら、「それぞれの未知の力を信じで、思いっきり背伸びをして頑張って。市民目線で仕事をして頂くことが重要」とあいさつ。職員が逮捕された贈収賄事件にも触れ、「市職員としてあるべき行動を。皆さんの行動が直接、市役所の評価の対象となる」と訓示した。
荻田さんは「生まれ育った名張市に恩返しをしたい。活性化の役に立てるよう全力で頑張る」、佐伯さんは「住民と一緒に、誰もが生き生きと暮らせるまちづくりに取り組みたい」とそれぞれ話していた。
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