女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は4月2日、伊賀市小田町の上野運動公園競技場でニッパツ横浜FCシーガルズと対戦し、1‐2で敗れた。
くノ一は今季初黒星。開幕2戦で計10得点を奪い、守備でも無失点と好スタートを切ったが、この日は開始5分に左サイドを崩されて失点し、無得点で前半を折り返した。
同点の場面は後半16分、DF宮迫たまみが前線に出したパスが起点になった。左サイドから相手ディフェンダーの裏に抜け出したFW藤田桃加が球を受け、飛び出してきたゴールキーパーをうまく引きつけて中央にパス。走りこんだFW小川志保の3試合連続ゴールで追いついた。
振り出しに戻った試合で、くノ一は同30分に2戦とも途中出場から得点を挙げているFW平田ひなのを投入。先手の選手交代で逆転を狙ったが、その4分後に勝ち越し点を決められた。終盤にはリーグ1部初出場のMF篠原沙耶ら3人をピッチに送り込んだが、ニッパツの粘りに抑えられた。
くノ一の失点はどちらもリスタート後で、ニッパツの素早い動き出しに対応が遅れた。試合後の取材で、キャプテンのDF秦美結は「試合の入りで甘さが出てしまった。後半に盛り返してきたときに、2点、3点と得点を決められるようにしないといけない」と振り返った。北村隆二監督は決定機での精度を修正点に挙げた。
くノ一は次節の9日、愛媛県総合運動公園競技場で愛媛FCレディースと対戦する。
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