【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】

地域課長 中井孝

 110番映像通報システムは、音声だけでは把握が難しい事件・事故などの現場の状況を、スマートフォンまたはタブレット端末を用いて映像や画像を撮影し、警察に送信することができるシステムで、2022年10月から全国の警察で運用が始まりました。

 110番通報を受けた警察官が、映像や画像を送信してほしいと判断した場合、通報者の同意を得て、通報者のスマートフォンなどにショート・メッセージ・サービス(SMS)を利用して、専用のURLを送信します。通報者は、専用URLにアクセスし、警察官が伝えるアクセスコードを入力することで、このシステムを利用することができます。

 通報者は、スマートフォンなどのカメラ機能を用いて撮影した映像などに加えて、あらかじめ撮影した映像などを送信することができます。このシステムを利用する際には、4つの留意事項に同意して頂く必要があります。

 ①送信する映像などに係る著作権は放棄して頂きます②GPS機能を用いて通報者の位置情報を取得します③第三者のプライバシーを不当に侵害することのないよう撮影してください④映像などの送信に係るデータ通信料金は通報者の負担となります

 三重県警察では、昨年12月末で68回の110番映像通報システムの利用がありました。さまざまなケースでご協力をお願いし、映像や画像を頂いております。今後とも可能な範囲でのご協力をよろしくお願いします。

 110番通報は、事件・事故など、緊急時に警察に通報するための緊急通報ダイヤルです。緊急でない相談や問い合わせなどは、警察安全相談電話♯9110または(059・224・9110)、名張警察署(0595・62・0110)、伊賀警察署(0595・21・0110)へ連絡してください。

2023年3月11日付839号22面から

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