三重県名張市議会3月定例会が2月28日、開会し、市は292億4200万円の2023年度一般会計当初予算案など28議案を提出した。北川裕之市長は施政方針の冒頭で「度重なる職員の不祥事に関し、市民の皆さまの市政に対する信頼を著しく失墜させる事態となったことに、心から深くお詫びを申し上げる」と謝罪した。
北川市長は、市発注の電気工事を巡って市職員ら2人が逮捕された贈収賄事件に関する市の内部調査委員会「収賄事件調査・再発防止対策委員会」を27日に設置したことを明らかにした。要綱によると、委員長は副市長、委員は総務、福祉子ども、産業、都市整備、上下水道の各部長、教育次長、統括監、総務部副参事の他、設計・契約・検査の知識がある管理職員で構成するとしている。北川市長は「事件の調査及び検証、再発防止対策の検討を行うなど、厳正に対処していく」と述べた。
会期は3月24日までの25日間。一般質問は6から8日の3日間を予定している。
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