東日本大震災から12年を迎える3月11日、脱原発や自然エネルギー中心の社会を考える催し「さようなら原発3・11集会in名張」が三重県名張市蔵持町里の武道交流館いきいき多目的ホールで午後1時から開かれる。
市民有志で組織する実行委員会が「原発事故を風化させない」との思いで震災の翌年から毎年開いてきた。
今回は、鈴鹿市出身の元裁判官で、著書「私が原発を止めた理由」でも知られる樋口英明さんのドキュメンタリー映画「原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち」を上映。午後2時46分に参加者全員で黙とう後、参加者同士の交流・提案の場を1時間程度設けている。
実行委員長を務める同市黒田の角谷英明さん(77)は「震災直後はなかなか未来が見えなかったが、この映画で、少しずつ先が見えてきたように思う。若い人たちが興味を持ってくれたら」と来場を呼び掛けた。
映画協力金300円は当日会場で受け付ける。
問い合わせは浜本さん(0595・64・3098)まで。
2023年2月25日付838号6面から
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