【完成したポスターを手にする児童生徒】

 名張の魅力をPRしようと名張高校(三重県名張市東町)と名張小学校(同市丸之内)の有志が制作した「名張名所応援ポスター」が完成した。今後は「観光施設や行政機関の他、名張を応援する業者などに掲示を依頼していく」という。

 完成したポスターはA0判とA3ノビ判。両校の生徒と児童がモデルになり、市内各地で撮影、同小俳句クラブの俳句と各所の名称や説明を写真に添えている。

 モデルは同小から8人、同高から4人が務めた。県史跡の「名張藤堂家邸跡」や「旧細川邸やなせ宿」、名張藤堂藩邸の旧正門「太鼓門」、細い路地「ひやわい」で同高の堀昌弘校長が撮影した。更に高校生4人は「青蓮寺湖」「宇流冨志禰神社」「大屋戸沈み橋」「やなせ宿」で自身の思い入れのある風景として1人での撮影も行った。

 ポスター制作は「両校の児童、生徒が協力して地域を応援する」をコンセプトに昨年6月、両校で企画。10月下旬に撮影した。モデルを務めた同高3年の中山拓海さん(18)、熊代遥斗さん(18)と2年の伊藤かすみさん(17)、山中涼加さん(17)の4人は「名張市のPR、地域活性化に携わるいい経験ができて良かった」と話した。

 問い合わせは同高(0595・63・2131)まで。

2023年2月25日付838号4面から

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