交通課長 山村典史
伊賀・名張警察署管内は気温が低く、年に数回、積雪があり、峠道などは日当たりが悪いため、路面凍結などによるスリップ事故が多発します。そのような事故に遭わないために、ドライバーの皆さんは次の点に注意してください。また、道路に積雪や凍結が予測される時などは不要不急の運転を控え、交通事故防止に努めてください。
凍結のおそれのある場所
橋の上などの地面から離れている路面▼風が通り抜けるトンネルの出口付近の路面▼山道など昼間も日陰になっている路面
雪道など走行時の注意点
タイヤにチェーンなどの滑り止め装置を装着する、または、スタッドレスタイヤなど雪路用タイヤを装着すること▼雪道では、スタッドレスタイヤなどを過信せず、通常の乾燥した路面よりもはるかに滑りやすく、停止距離が長くなることを認識すること▼急発進・急ブレーキ・急ハンドルは横滑りなどの原因となるため絶対やめること▼速度を十分落とし、車間距離は雨天時よりも十分にとること▼できるだけ車の通った跡を選んで走行すること▼圧雪状態になった場所や積雪が凍結したアイスバーンの上では、スタッドレスタイヤであっても滑りやすいため、さらに慎重に運転すること
違反に該当
道路交通法第71条第6号の規定により、車両などの運転者が順守しなければならない事項について、三重県道路交通法施行細則第16条第5号には「積雪又は凍結している道路においては、タイヤチエン、スノータイヤその他有効な滑り止めの措置を講じないで自動車(二輪の自動車を除く。)を運転しないこと」と規定されているため、雪道などをノーマルタイヤで走行することは交通違反に該当します。
2023年1月14日付834号22面から
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