三重県伊賀市の依那古地区で地元の歴史や文化を発信する「依那古語り部の会」は、伊賀鉄道依那古駅(同市沖)のホームに、周辺の観光スポットを紹介する案内板を設置した。
縦約60センチ、横約120センチのプラスチック製。かつて鉄製の古い案内板があったが、老朽化で文字が読めなくなっていたこともあり、新調した。
新しい案内板は観光スポットが一目で分かる図入りで、絵が得意な同会のメンバーが手掛けた。依那古駅から丸山駅までの地図や県有形文化財に指定された「猪田神社」、同会の福森昌生会長(81)が2020年に発見した「西出古墳」などが示されている。
同会は21年に発足。会員11人がボランティアで観光ガイドなどをしているが、近年はコロナ禍で依頼が少なくなっているという。福森会長は「案内板や観光ガイドを利用して、依那古地区の歴史や文化に触れてほしい」と思いを語った。
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