地域おこしの一環として、三重県伊賀市の島ヶ原地域まちづくり協議会が昨年度から取り組んでいる地酒「元頭(エトー)」の新酒販売が、12月25日に始まる。
地元の観菩提寺「正月堂」で1300年続く「修正会」で、大餅飾りを献上する頭屋衆の掛け声から命名された酒で、酒類販売するために一般社団法人「島ヶ原風おこし協議会」も設立した。
2年目の今年は、酒米を育てる土地づくりから力を入れ、こまめな栽培管理に徹したことで、酒米の品質は1等の評価を得たという。また、初年度の販売に伴い実施したアンケートでは、3分の2以上の回答者から「おいしく飲みやすい」などの好評価を得たが、併せて外観などの改良にも取り組んだ。
更に従前の純米大吟醸に加えて、数量限定で「生酒」の販売も始める。
発売当日は、まちづくり協議会のメンバーや地区住民を対象に報告会を兼ねた試飲会を地元の温泉施設「島ヶ原温泉やぶっちゃ」で開く予定。
純米大吟醸は720ミリリットル入りで2200円(税込)、生酒が2400円(同)。島ヶ原風おこし協議会の地酒販売店などで購入できる。
まちづくり協議会のメンバーたちは「地域おこしに向けた私たちの熱い思いを込めた地酒で、きっと多くの方に満足して頂けるものと期待している」と話している。
問い合わせは岩佐さん(090・1962・2010)まで。
2022年12月24日付833号23面から
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