三重県伊賀市は19日、開会中の市議会12月定例会に来年4月から導入を計画する市立小中学校の給食無償化事業に向け、給食センター2施設の食材購入経費として限度額7192万円の債務負担行為設定案を補正予算に追加した。この日の予算常任委員会で審議があり、市議会は全会一致で可決すべきものとした。最終日の26日に採決がある。
債務負担行為を設定する理由について、市教育委員会は食材の調達を円滑に進めるために給食実施月の2か月前に入札し、購入業者を決める必要があると説明。可決した場合は年明けにも入札の手続きに入る。
設定した限度額は2023年4月から6月までの期間に、小学校12校の1973人分を調理する「給食センター元気」(同市西条)と中学校9校の2326人分を調理する「給食センター夢」(同ゆめが丘7)の食材購入経費。自校式給食の学校は23年度当初予算の成立後で対応できるという。
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