【尾花さんが創作したオブジェ】
三重県伊賀市音羽の陶芸家、尾花友久さんと兵庫県在住の現代美術作家、大野由美子さんによる展覧会「かたまりとかさなり」が11月23から12月4日まで、伊賀市上野丸之内の史跡旧崇広堂で開かれる。伊賀市文化都市協会の主催。
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「主体としてではなく、主体である“もの”がより良く見えるようなオブジェ」を作り続けているという尾花さん。会場となる旧崇広堂は好きな空間だといい「自分の作品が建物になじみ、溶け込ませることができるのか」挑戦したかったと話す。今回は屋外に小さい門柱のような建築陶器約10点を出展する予定だ。
大野さんは国内だけでなく海外でもアーティスト活動を展開しており、屋内に瓦をモチーフにした作品を展示する。「作品があることによって見えてくる空間や建物の良さ、歴史を感じてもらえたら」と話している。
入場無料。時間は午前10時から午後5時まで。火曜休館。
問い合わせは同協会(0595・22・0511)まで。
2022年11月5日付831号19面から
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