8月に愛媛県などで開かれた全国高校総体(インターハイ)の柔道男子100キロ級で準優勝した三重県立名張高3年の吉田燦太君(18)がこのほど、全日本柔道連盟の男子C強化(ジュニア)選手に選出された。オリンピック出場も見据えた今後の活躍に期待がかかる。
「粘って、粘って、諦めずに勝ちにいくタイプ」と自身を評する吉田君は、名張中在籍時は81キロ級で活躍してきた。優勝を目指して挑んだ今年のインターハイでは昨年覇者の埼玉県代表選手に一本負けし、連覇を止められなかったものの、準優勝という功績で地元を沸かせた。
今回はその結果を受けての初選出で「ジュニアで結果を残せてうれしかった」と語る。進学する大学では「日本一を目指す」と力強い。柔道部顧問の稲澤真人教諭は「今後は高校で果たせなかった日本一を目指して頑張ってもらいたい」とエールを送った。
2022年10月22日付830号6面から
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