三重県名張市は10月24日、交通安全に関する要望書の事務処理を怠り、回答を滞らせたとして、市都市整備部主幹の男性職員(57)を地方公務員法違反で、減給1か月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

 市によると、職員は今年3月末まで、交通安全施設に関する要望書の事務処理などを担当する市都市計画室に所属。2020年度から21年度までに、地域の自治会などから受理した要望書1件を取り次ぎ先の名張署に進達せず、名張署からの回答書の写し6件を要望の提出者に渡していなかったという。

 今回の懲戒処分を受け、当時の上司である都市計画室長と係長に対しては、口頭による厳重注意とした。

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