三重県伊賀市緑ケ丘中町の上野東小学校で9月15日、特別学級の5・6年生13人が、市内在住のイラストレーター、田槙奈緒さん指導のもと、アルミの造形制作を体験した。
体験は、市が取り組む文化振興プランの基本方針に基づき、市文化都市協会が企画した「学校アウトリーチ事業」の第一弾。「成長に即した文化芸術で子どもたちの心を豊かに」との思いで、同協会に協力するアーティストたちが、市内の小中学校で体験教室を実施する。今年度は造形や描写、能楽など5種類のプログラムを計7校で実施する予定で、2025年度までに市内の小中学校全校で行う計画。
造形は、はがき大の薄いアルミ板に釘を打ち、点描の模様に跡を付けて制作。この日の体験会では、児童たちがキリで書いた下描きに沿って、真剣な眼差しで丸や四角などの模様を描いていた。
ゲームのキャラクターを描いた5年生の男子児童は「細かいところは大変。手が痛くなったけど楽しかった」と笑顔を見せた。
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