【練習に励むメンバー=伊賀市で】

 北見典子バレエスクール(三重県名張市つつじが丘南)の生徒たちが8月27日午後4時から伊賀市文化会館(同市西明寺)で開かれるキーウ・クラシック・バレエ団の公演「白鳥の湖」に子役として特別出演する。

 出演するのは伊賀地域在住者を中心とした8人。バレエ歴など条件を満たした小学4年から高校2年までのメンバーで、5月末に選出された。

 当日は宮廷で王子の花嫁候補を選ぶ宴の場面「ナポリの踊り」に約2分間出演する。生徒たちは事前に全幕のDVDを見て研究。週に1回集まり、本番に向けた特別レッスンに励んでいる。

 「緊張している」と話すのは、4年前にバレエを始めた伊賀市立青山小4年の藤本珊花さん(10)と名張市立すずらん台小4年の服部愛生さん(9)の2人。「振りを間違えずに踊って盛り上げたい」と初めての体験に目を輝かせる。

 既に公演チケットは完売。講師の北見礼子さんは「身の引き締まる思い。子どもたちがこの体験で、希望を持ち、何か得るものがあれば良い。感謝の気持ちで頑張ってほしい」とエールを送る。

2022年8月13日付825号11面から

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