三重県伊賀市は15日、開会中の市議会6月定例会に2億4747万円を増額する追加の補正予算を提出した。財源は国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金やセーフティネット強化交付金で、21日の予算常任委員会で既に提出した補正予算と合わせて審議される。
今回の追加補正について、市は国のコロナ禍における「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」や同感染症対策事業に対するものと説明。伊賀鉄道の電力料金対策助成金やキャッシュレス決済ポイント還元事業補助金、学校給食費などの負担軽減補助金に充てる。
主な事業の予算額は、伊賀鉄道への助成金が1800万円、キャッシュレス決済ポイント還元事業を実施する商工団体への補助金が1億9874万円、給食費の負担軽減で材料高騰相当分の補助金が1646万円。教育委員会によると、今年4月に改定した学校給食費は小学校が4500円から4800円、中学校が4900円で、今回の予算措置でそれぞれの金額を据え置く予定。
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