【田中さん(左)と千晶さん(右)の前で自慢の尻尾を見せる柴犬のムーン=伊賀市予野で】

 まるでコルネパン!?――。尻尾がくるんと巻いている「巻き尾」。日本犬、特に柴犬に多いとされているが、三重県伊賀市予野の会社員、田中聡さん(47)家族が飼う2才の愛犬ムーン(雄)の尾は2周半も巻いていて、愛くるしい姿が人気だ。

2周半したムーンの尻尾=同

 7人と1匹という大所帯の田中さん家族。犬好きで、「飼いたいなあ」と思っていた田中さんと妻の千晶さん(44)が、2年前にたまたま立ち寄ったペットショップで一目ぼれし、迎え入れた。3人の子どもたちも話し合いムーンと名付けた。

 子犬の時は尾が巻いていなかったムーンだが、3、4か月経ったころから今の状態に。尻尾を振ると“塊”ごとプルプル動いて「とても可愛い」そう。「散歩」という単語に、即座に反応し、目がキラキラするそうで、1日何回も散歩に行く。家族もすっかりムーン中心の生活に変わり、休日はいつも一緒にさまざまな場所に出掛けていく。

 特に柴犬の集まりやイベントに参加することが多く、「シバ友」と交流を深めている。イベント会場でも「尻尾が珍しい」と言われることが多く、参加者たちの人気者。「写真撮らせて」とお願いされたら機嫌よく撮影に応じるアイドルのような存在だ。

 田中さん夫妻は「ムーンのおかげで家族円満。かけがえのない存在。これからもいっぱい楽しもう」と笑顔を向けた。

2022年5月28日付820号1面から

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