観光客らに街歩きを楽しんでもらおうと、三重県伊賀市の中心市街地にある上野西部地区住民自治協議会(松生龍治会長)が手持ちマップ「伊賀上野城下町散策ガイドⅡ」を作成し、ウェブサイトをスマートフォン対応に刷新した。
同自治協の「おもてなし向上委員会」(委員14人)が中心となり、2019年度から市の補助金を活用し進めてきた事業で、春の行楽シーズンを前に完成させた。マップはA3判6つ折りで、3年前の第1弾と同じ1万部を作成。約1キロ四方の同地区にある主要観光スポットは写真と説明文で紹介し、忍者にちなんだ情報も盛り込んだ。
今回のリニューアルでは「上野天神祭」「芭蕉さん」など5つあったカテゴリーに、音声ガイド付きの「文化財建造物」(17か所)と「祠・パワースポット」(22か所)を追加した。谷村繁之委員長(75)は「気付かなければ通り過ぎてしまう、地域住民しか知らない情報も加えた。ぜひ訪れてほしい」と話す。
マップは同地区内の全戸に配布し、店舗や企業、観光関連施設にも順次配る。サイトには上野天神祭でだんじりや鬼行列を出す13町の蔵前などに掲示してあるQRコードからもアクセスできる。
問い合わせは同地区市民センター(0595・23・9779)へ。
2022年4月9日付817号14面から
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