【津田さんと作品=名張市つつじが丘北で】

 三重県名張市つつじが丘北の日本画家、津田親重さん(69)の初個展「日本画が魅せる 季節のうつろい~津田親重の世界~」が4月20から24日まで、伊賀市上野相生町の入交家住宅で開かれる。入場無料。

 18歳から掛け軸絵画を制作。岩絵の具を使い、絹に風景や人物、動物画などを描く創作活動も展開してきた。日展春季展で11回、2021年の日展では「天樹」という作品で14回目の入選を果たすなど、活躍を続けている。

 個展では4号から100号まで約50点のボタンやアサガオなど季節の花を描いた作品が展示される予定。ガラスに貼り、光の変化による花の表現を楽しんだり、斬新な額縁を用いたりするなど、展示方法にも趣向が凝らされており、12か月分の季節の花は初お披露目の新作だという。

 津田さんは「絹に描かれた日本画の美しさ、季節の移ろいの花の作品を見てもらえたらうれしい」と話した。

 時間は午前9時半から午後5時(最終日は同4時)まで。21日以外は在廊予定で、スケッチブックや色えんぴつを持参すると絵画のアドバイスもある。

ミニコンサート

 また、23、24日の午前11時と午後2時からは、絹に描く日本画制作の実演、24日午前10時からは長男・顕克さんが所属する音楽グループ「KJ Ensemble」によるミニコンサート(約30分)もある。

 問い合わせは主催の伊賀市文化都市協会(0595・22・0511)まで。

2022年4月9日付817号6面から

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