【三重県庁=津市広明町】

 三重県は4月11日、伊賀市23人、名張市15人など364人(四日市市発表分48人含む)が新型コロナウイルスに感染し、50代男性1人が死亡したと発表した。県内の特別養護老人ホームで入所者・職員ら計42人の陽性が確認され、150例目のクラスター(感染者集団)に認定された。感染者は延べ6万1972人となった。

 発表によると、感染者の市町別内訳は、津市102人、四日市・松阪市が各45人、伊勢市34人、鈴鹿市31人、伊賀市23人、桑名市20人、名張市15人、菰野町11人、亀山市6人、県外5人、志摩市と明和町が各4人、尾鷲・熊野市と川越・玉城町が各3人、東員・大紀町が各2人、鳥羽市と朝日・多気町が各1人。

 県内の入院患者は前日より12人増の140人、うち重症者は変わらず1人で、病床使用率は28・3%、重症者用は1・9%。自宅療養者は前日より229人減の4856人となっている。

 クラスターが発生した特老ホームでは、対象者137人(職員69人、入所者ら68人)のうち42人(同12人、30人)が陽性と確認された。対象者の検査は完了しているという。

 死亡が確認された50代男性は、新型コロナウイルスへの感染が直接的な死因ではないという。

 伊賀市の感染者の年代別内訳は、10歳未満4人、10代3人、20代3人、30代5人、40代4人、50代1人、60代3人だった。

 名張市は、10歳未満4人、10代5人、20代1人、30代1人、40代4人だった。

※4月11日午後5時21分追記

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