女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は4月3日、伊賀市小田町の上野運動公園競技場で日体大SMG横浜と対戦し、1-0で下してリーグ唯一の開幕3連勝を飾った。守っても今季初の無失点に抑えた。
くノ一は試合立ち上がりの9分に決めたシュートが決勝点になった。起点は自陣右サイドのスローイン。球を受けたMF三橋明香が、体を反転させると同時に相手ディフェンダー2人を振り切ってスルーパス。前線のFW小川志保がオフサイドラインぎりぎりの位置からうまく飛び出し、ゴール前まで一気に球を運んでネットを揺らした。
小川はチーム最年長の33歳。試合後のインタビューで「フォワードとして開幕から得点がなく、今日は決めてやると臨んだ」と、今季初ゴールを笑顔で振り返った。この日は開幕から3戦連続で先発した新加入の若手も躍動。身長147センチと小柄なMF藤田桃加が前半にスピードに乗った突破を何度も仕掛けて見せ場を作った。
次節の10日は千葉県市原市のゼットエーオリプリスタジアムでオルカ鴨川FCと対戦する。
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