塚本純史さん(35)
電線などの加工をする三重県名張市滝之原の「大晃電工社」(本社・大阪市)名張第2工場で勤務する係長。「社員が円滑に作業できるように」と、働きやすい職場づくりを目指して業務に励む。
大阪府八尾市で幼少期を過ごし、3歳のころから始めた水泳に夢中になった。大阪学院大学で経済学を学んだ後は、住宅関連の事業所に勤務。その後、両親が住む名張に移住し、名張市総合体育館の受付業務に2年ほど従事。「いろいろな仕事に挑戦してみたい」と、6年ほど前に同社へ入社した。
温度センサーや車などに使用される電線の加工が主な仕事で、ゴムやガラスなどの素材を導線に被覆して仕上げる。大学で学んだマーケティングを生かし、経営状況をみて機械の稼働率を調整するなど、生産管理に奮闘する毎日だ。協調性を持って仕事することを意識しているそうで、「社員のまとまりが、売り上げにつながった時にやりがいを感じる」とほほ笑む。
休日は、ショッピングや自宅での映画鑑賞を楽しむ他、家族が運営する子どもバスケットボール教室の手伝いに励む。
2022年2月12日付813号4面から
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