【恵方巻に使われるのりを祈祷する渡邉宮司(左)=伊賀市平田の植木神社で】

 大山田農林業公社(三重県伊賀市平田)は1月31日、毎年節分の時期に向けて伊賀産米などを使って製造・販売する「恵方巻」の購入者やスタッフらの無病息災を願い、地元の植木神社(同市平田)で、恵方巻に使うのりの祈祷(きとう)を受けた。

 同公社では普段、伊賀産のコシヒカリと古代米を使って製造した巻き寿司を販売しており、節分の時期には「伊賀牛の恵方巻」と定番の「大山田恵方巻」の2種類を製造・販売する。長引くコロナ禍でも恵方巻を楽しみにしている人たちの健康を願い、初めて祈祷を受けることにしたという。

 この日は同公社の上田賢博会長(71)らが、2月1日から製造する恵方巻用ののり(全型サイズ、鳥羽市産)2000枚を持参して神社を訪ね、渡邉智之宮司(50)が祝詞(のりと)を奏上して祈祷した。

 祈祷を終えた上田会長は「特に今年はコロナ終息の願いを込め、初めておはらいもして頂いた。地域の食材を使った恵方巻を食べて頂き、今年1年健康に過ごしてもらえたら」と話した。

 同公社の恵方巻は1日から3日まで、市内や近隣のスーパー、農産物直売所などに並ぶ予定。

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