三重県伊賀市は12月15日、18歳以下の子どもがいる世帯への新型コロナ支援策として国が10万円相当を配る臨時特別給付金について、2回に分け全額現金で支給すると発表した。市議会定例会最終日の23日に提出する追加補正の議案が可決すれば、年明けの1月14日に残りの5万円を支給する。

 こども未来課によると、振り込みは1回目が今月24日で、申請が不要な児童手当の受給者と、中学生以下の弟妹がいる高校生ら18歳以下の計9622人が対象。残りの5万円も現金で支給することを説明するお知らせの文書は追加補正の議決後に発送する予定。

 申請が必要な人で1月14日までに手続きを済ませていれば、同月31日に10万円を一括で支給する。要申請者の手続きは同月4日に受け付けを開始し、ホームページでも案内する。

 同課は年内に一括支給ができなかった理由について、民法の贈与契約を適用するために市が発送する支給申し込みの案内は、対象者が申請書を提出する必要がない代わりに、拒否しないかの意思を確認するため約2週間の期間を設ける必要があり、変更が困難だったと説明した。

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