三重県名張市のNPO法人「すりーはーと」は11月10日、市内で収穫されたコシヒカリの新米300キロを市に寄贈した。保育園など市内26の保育施設に分配され、給食などで子どもたちに振る舞われる。
同法人は約20人の会員で活動。市有地など年間延べ約30万平方メートルの草刈りを受託し、地域の美化活動に取り組んでいる。2008年からは毎年、事業の収益の一部を使って活動に協力する地元農家から米を購入し、市内の保育施設に贈っている。
この日、市役所で贈呈式があり、亀井利克市長が石原孝次郎理事長(86)に感謝状を贈った。亀井市長は「子どもたちも毎年楽しみにしていると思う。ありがたい」と謝辞を述べ、石原理事長は「地元でとれた米を、子どもたちにおいしく味わってほしい」と話していた。
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