女子サッカー・なでしこリーグの表彰式が東京都内で開かれ、1部優勝の伊賀FCくノ一三重からMF杉田亜未選手(29)が最優秀選手賞(MVP)に、ベストイレブンに19ゴールを挙げ得点女王に輝いたFW西川明花(29)や主将のDF作間琴莉選手(24)ら6人が選出された。
10月27日の表彰式には、全選手と監督らスタッフの約30人が出席した。アマチュア最高峰リーグとなった今季は、全22試合の通算戦績が17勝2分3敗(勝ち点53)。総得点は最多の53、総失点は相手陣内の高い位置からプレスを仕掛ける堅い守備で最少の17という結果を残し、開幕から首位を保持したまま2位に勝ち点12差をつけ、リーグを制覇した。
チーム表彰で、優勝監督賞を受賞した大嶽直人監督(53)は「自分だけでなく、関わってくれた全ての方々のおかげだし、選手たちが日々努力した結果で頂いた賞だと思っている」とあいさつ。杉田選手に代わって今春から主将を任された作間選手は「これからも日々の努力を惜しまず、くノ一をどんどん強くしていき、(プロの)WEリーグに上がれるチームを作っていきたい」と語った。
得点女王 西川選手「チームメートのパスに感謝」
個人表彰では、得点女王の西川選手が「チームメートがパスをくれたからこそ取れた賞なので感謝している」、得点ランク2位タイの14ゴールを挙げ、最優秀選手賞とベストイレブンに輝いた杉田選手は「チームメートが一緒に戦ってサポートしてくれたおかげ」とそれぞれ喜びを語った。
くノ一からベストイレブンに選ばれた他の3選手は次の皆さん。
▽GK藤田涼加選手(25)▽DF宮迫たまみ選手(31)▽MF鈴木千尋選手(24)
2021年11月6日付807号20面から
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